アラフォー(40代)のサラリーマンのおっさんがやってみた!

現在アラフォーのおっさんがいろいろなことにチャレンジしてやってみたことを書いていきますね。

フルマラソンを走ってみた(最初の10km⑩)

いよいよスタートです。天候は晴れ、風もなく、温かく最高のフルマラソン日和です。

 

スタートの号砲が鳴りましたが、前にいっこうに進むことなく、5分ほどそのままです。それもそのはず、前にもたくさんの人がいるので、その人が動かないと、私も動けないんですね。

 

さて、ずるずると歩くスピードですが、動けるようになりました。

待機している時間が寒かったので、ようやく動けることに喜びを感じると共に、これから4時間走り続けることができるのか、不安でしかたありません。

 

ふと、沿道をみると、そこかしこに頑張れーと声援を送ってくれる方々がいっぱいいました。余裕のあるランナーは手を振っているようですが、私はそんな余裕はありませんので、ただただ正面を向いて走るのみです。

 

まずは、タイムキーパーの二人についていけば4時間が切れるということなのでぴったり後ろをつけていこうと目論見、後をつけていくことにしました。

タイムキーパーを見ると、横におばさんがついて、話しながら走っています。今から話しながら走ったら最後までもたないでしょっと思いながら、走っていると、あらあら不思議、徐々に徐々に距離が広がっていくではありませんか。

 

まだ大丈夫、まだまだ本気出したら追いつけると思いながら、ずるずると気づけば5kmの地点で50mほどの距離が空いてしまいました。(結局この後すぐ見失いゴールまでお見かけすることはありませんでした。)

 

走りながら、周りを見渡してみますと、みんな気持ちよさそうに走っています。すごい天気が良くて2月なのにも関わらず朗らかな天候で、とても走りやすく練習と同じペースでどんどん走って行きました。

 

すると、ひときわ「変」な格好をしているランナーがいました。

全身着ぐるみのフリーザ様です。

足の指は3本に分かれ、しっぽ付きです。そして、顔は白く塗ってあり、まさしく、最終形態の「フリーザ様」でした。でも、走ることにはまったく向いていないらしく、走るときにゆれてしまうしっぽが邪魔なんでしょう、しっぽの先を左手に持ち、足の指が左右で干渉しないようにガニ股で走っていました。ま、すぐリタイヤすると思っていました。ランナーの恰好をしている自分がこれだけ準備して大変なのに、着ぐるみなんかに負けるわけないと。

 

そして、あの10kmの関門が見えてきました。私自身はまったく問題なかったですが、この関門で暴言をはかれる人がいるのかもしれないということを思いつつ、後にしました。

でも、実際に普通に走ればなんの問題もない足切りの時間です。っていうか、この段階で足切りの時間ぎりぎりの人は最後まで走り切れません。余裕のある人はもっとスピードを出して先に進むでしょうから。

 

こうして最初の10 km は当然の如く1時間を切るペースでゆっくり走れました。このままだと楽勝でサブ4じゃないとその時は思っていました。

 

10km×4時間+2.195kmですので、問題ないというイメージです。そう、ここまでは何の問題もなかったんです・・・。