富士山に登ってみた(いよいよ登山始まる③)
12時からいよいよ登山開始。
我々25名の同志に2名の案内人が前後について歩き始めます。
ちょっと歩き始めて、人が少し少なくなったところで、全体の注意点を教えてもらいます。
心強かったのは、「とにかく私についてくれば登頂させます!」というお言葉。
さらに「ゆっくり登ります。思った以上にゆっくりですが、安心してください。」という発言は、普段運動していない私に安心感を与えてくれました。
学生時代は、サッカーをしていて運動に自信がありましたが、それから10年も過ぎ、通勤は原付、営業職のため移動は営業車、お客さまにはぺこぺこと頭を下げるばかり。
そんな私が富士登山をやりとげるために、「ゆっくり」と登るという言葉に気が楽になりました。
1列縦隊で5合目から登っていきます。
みんな先頭の案内人の直後をあるきたいのか、我こそ2番目にという感じで渋滞気味。
だいたい1時間くらい登って5~10分間休憩というペースで登山が進みます。
休憩場所は、少し登山道でも広くなっているところに座り込んで休憩します。
二人組以上のグループは仲良くお喋りしながら水を飲んだり行動食をつまんだりしています。
ひとり身は、ただただ黙々と水分補給と甘いモノをつまみます。
全然さみしくなんてないよと強がります。
あの、5人組のウェイウェイ大学生も楽しそうにお喋りしています。その中の一人は、休憩時に必ずタバコをふかしていました。
富士山は標高がだんだん高くなるとともに空気も薄くなり、少しずつ息苦しくなってきます。空気自体が薄くなっているイメージですね。息も荒くなります。
そんな中、必ずタバコをふかすというのが実はすごいことなんです!!。あの息苦しい中、普通に呼吸するだけでも大変なのに、タバコを吸うという自殺行為をしているということです!しかもうまそうに!
私も当時タバコを吸っていましたが、とてもタバコを吸う余裕なんてありませんでした!
そして、だんだん休憩を挟むにつれてお喋りの数も減っていき、ボッチには心地よい空気感になってきました。