アラフォー(40代)のサラリーマンのおっさんがやってみた!

現在アラフォーのおっさんがいろいろなことにチャレンジしてやってみたことを書いていきますね。

フルマラソンを走ってみた(ゴールへ⑭)

35km地点を過ぎ、残り7kmをほぼ歩いていました。

周りを見渡してもみな同じようにあるいています。まさにビックサイトを目指すゾンビのようです。大群のゾンビが道に沿って列をなしてビックサイトを目指しています。

 

ようやく希望が見えたのが40 km を超えたところつまりあと残り2.195 kg のところです。 ここまで来るともう確実にゴールができるなと思いました。

 

40KMの地点で見覚えのある恰好が!!そう、フリーザ様です!!彼は、全身着ぐるみでもくじけることなく走り続けていたのです!!私は感動のあまり、本人に駆け寄り「フリーザ様、感動しました!」と声をかけました。ただ、フリーザ様ご本人はそんな余裕はなかったのでしょう。白の顔料がはげ落ちた顔で「あざーす!」と投げやりな感じで答えてくれました。

 

  足が痛いながらも、なんとか一歩一歩進んでだんだんと東京ビックサイトが大きく見えてきました。あと残り200mとなると、道路の表面が色分けされており、より一層テンションが上がってきます。

 

そして、いよいよゴールという瞬間は「終わった!」といううれしさと喜びでガッツポーズが自然とでました。記録は5時間11分。自慢できるタイムではありませんが、「フルマラソン完走」という目標は達成できました。

 

その後、記念品のタオルを受け取り、いよいよ完走者のメダル授与ですが、何人もの方が完走したランナーの首にメダルをかけていました。やはり、ここは「女神」にメダルをかけてもらいたいと思い、足が痛いのにも関わらずかわいい子を探しました。その女神は「おめでとうございます!」と笑顔で金メダルをかけてくれ、一瞬だけでも全身の痛みがなくなりました。

 

その後、ビックサイトに収容者の群れのごとくとぼとぼと歩く集団に紛れていると、「パパ!!」と聞こえました。振り返ると、家族がそこに!!まさか応援に来ることなどないと思っていたので、望外の喜びでした。家族と一言二言交わした後、待ち合わせ場所を指示して、元通り収容者の群れに紛れました。

 

ビックサイトまでの道すがら、バナナや栄養ドリンクをもらって、両手がふさがり、いよいよ他にモノが持てないとなったときにようやく自分の荷物の受け取りができるようになりました。

 

自分のゼッケン番号のところにいくと、担当者の方がお二人待ちぼうけのようになっていました。荷物を受け取りに来たと告げると、「待ってました!お疲れ様でした!」と声をかけていただきました。そして、荷物置き場を見ると私の荷物だけがちょこんと置いてあります。どうもサブ4で登録していたため、他の参加者のみなさんはもうすでにゴールされており、わたくしの荷物だけ残されていたというオチでした。見栄を張ってしまったがために最後に恥をかきました・・・。

 

 荷物を受け取って、家族との待ち合わせ場所に行くと、妻と息子たちが待ってました。記念のタオルとメダルを首にかけて写真をとり、肩を貸してもらい、家路につきました。

後で聞くと、私のゼッケン番号をパソコンに入力し、どこにいるのかをずっと追っていたそうです。でもゴールの瞬間は見逃したそうです。でもよくあの人ごみの中で見つけてくれたなと思いました。