アラフォー(40代)のサラリーマンのおっさんがやってみた!

現在アラフォーのおっさんがいろいろなことにチャレンジしてやってみたことを書いていきますね。

フルマラソンを走ってみた(35km地点へ⑬)

30km地点を通過するとそこは、東京都心の真っただ中。沿道には多くの応援者がすきまなく並んで声をかけてくれます。

 

その中に会社のランニングクラブの皆さんが応援に駆けつけてくれ、とても勇気をもらいました。エアーサロンパスを吹いていただいたのはうれしかったです。そして、知った顔があるのはとてもうれしいですね。

 

そして、少し離れたところで、師匠も応援に来ていただき、声をかけてくれました。お子さんが受験なのにもかかわらずわざわざ来ていただくなんて感謝です。心強かったです。

 

ボッチでこれまでやってきたと思っていましたが、とんだ思い上がりです。ランニングクラブに参加して間もなく、何度かしか顔を合わせたことが無いのに本当にうれしかったですね。

 

ただ、この30km地点を過ぎてからは本当に東京の都心を走っているなという感じです。日本橋三越前などの普段は交通量の多い道路のど真ん中をランニングしているのは不思議な感じです。

 

これまでも、新宿、品川、浅草の雷門まえを通ってきました。当初、自撮りをしようと思っていましたが、それよりも「完走する」という使命が強く、その気持ちを封印してきました。そして、それをしなかったことが良かったと思います。

 

なぜなら、そのたびにスピードに乗った体を止め、写真を撮ることで、他のランナーに抜かれてしまうからですね。フルマラソンは自分一人との戦いでありますが、やはり一人でも多くの人の前でゴールしたいという欲望は消えないんですね。

そして、写真を撮ることで少なからず体力を消耗してしまうことも・・・。

 

30km地点が大きな壁ということですが、本当です。ここで本当にガクっと体に異変がでてきます。これまで気力で抑えてきた体の疲労が表に出てくるんですね。それを沿道の応援を受けながら、だましだまし身体を運んでいる状態です。

 

そして、いよいよ35km地点が見えてきました。

そう、3回目の絶望が35 km 地点です。

残り約7 km ですがもうこの段階で体はへとへと。膝は痛いし足も痛いし満身創痍の状態。もうスピードもそれほど出ていません。このペースで走るとなると、通常皇居ランの10kmを約1時間だから、あのときのスピードと比較して5割くらいだから、まだあと1時間以上走んなきゃいけないという絶望がありました。

このとき、4時間くらいだったと思います。そう、サブ4の時間を超過してしまったんですね。自分の考えが甘かったことを痛感しました。そして、フルマラソンをサブ4で走る人って凄いんだなーと今更思い知りました。

 

ただここを過ぎるとも後は気力ですね一歩進めば一歩ゴールに近づくという風な考え方です。残り7km、這ってでも完走するという気持ちです。

ただ、この35km地点を過ぎると、実は沿道の応援が閑散としてくるんですね。あの30km地点までの応援が嘘のように。

 

それもそのはず、あとはビックサイトに向かうだけ。沿道はマンションが並ぶ住宅街なんです。わざわざ遠いところから沿道応援に駆けつけてくれる人なんてここにはいません。

実はもうこの時、周りにいた人たちはほぼ歩いていました。時折後ろから走って追い抜いている人がいますが、ほぼ歩いています。

 

残り、7kmが遠い・・・。