アラフォー(40代)のサラリーマンのおっさんがやってみた!

現在アラフォーのおっさんがいろいろなことにチャレンジしてやってみたことを書いていきますね。

フルマラソンを走ってみた(いよいよ30km地点へ⑫)

20km地点を過ぎ、淡々と足を運びます。

ここで、最初から決めていた通り、栄養補給のゼリーを口に含みます。

このころになると、だんだんと周りのランナーのスピードが変化してきます。前方からずるずるとスピードが落ちてくる人、そして、後方からスピードを上げて抜いていく人、そして、同じようなペースでずーと一緒に走っている人。

この同じペースで走っている人は、これまで話をしたこともなく、走っているときも話をしないのですが、なんとなく同志というか仲間意識が芽生えるのが不思議な感じがします。

 

すると、後ろから赤いジャケット、黄色いネクタイ、青いシャツ、白い長ズボンの人が抜いていきました。「ルパンだ!!」と一瞬で気づき、テンションがあがります。もちろん周りの人もざわつきます。

その5分後にまた同じような格好をしたルパンが抜いていきました。「二人目・・・」とつぶやきます。周りも若干ざわついていました。

 

その後、10分後くらいにベージュのコートを羽織り、ベージュの帽子をかぶった人物が抜いていきました。ぼーっとしていてすぐには気づかなかったのですが、「銭形のとっつあん!!」でした。でも誰もきづいていなくて、ルパンに置いて行かれると残念な感じにになっているのが、印象的でした。

 

恐らく最初はいっしょに走っていてグループで話題になっていたのでしょうが、だんだん差が出てきて離れてしまったのでしょう・・・。

 

気づかれて盛り上がるルパン、そして気づかれない銭形のとっつあん。せっかくコスプレしたのにもったいないですね。

 

そのほか、ちらほらとコスプレされている方はいらっしゃいましたが、だいたいはみなさんフルマラソン完走に自信のある方ばかりのようでした。

 

25kmを過ぎると、なんだかだんだん疲れてきました。体も重くなり、足が当初のように思うように上がらなくなってきます。でも、走れなくはないので、引き続き淡々と走っていきます。

 

そして、気づいたら30km地点が見えてきました。もう、結構、全身疲れています。肩はいたいし、足も全体的に痛いし満身創痍です。

 

やはり、事前に調べていた通り、30kmというのは大きな関門です。ここで心が折れる方が多いようです。

 

そう、ここで2回目の「絶望」です。

この段階でだいたい3時間半ほどかかっていました。そう、サブ4は絶望的です。でもそんなことはどうでもよくて、ここで思ったことは、あとどれくらい走ればこの苦痛から解放されるのかということです。残り12.195km。通常皇居ランで10km走っているときでだいたい1時間ということは、少なくともあと1時間は走り続けないといけない。

 

こんな満身創痍の状態であと1時間も走るのか・・・。キツイ。しんどい。辛い。

そんな「絶望」が襲ってきます。

 

そんな思いを持ちながら、30km地点を後にするのでした・・・。