富士山に登ってみた(山小屋に到着⑤)
ようやく夜8時に山小屋に到着しました。
聞けば、この山小屋は山頂に一番近い山小屋とのこと。
逆に翌日はそれほど歩かなくても山頂に到着できるということなので、先に苦しむか、後に苦しむかだけの差なのである。
山小屋に到着し、思っていた通りカレーがふるまわれました。我々のツアー全員でテーブルを囲み、初めて少し会話をしながら食事をしました。
正直カレーの味はそれほどでしたが、やはり空腹は一番のソースというだけあり、ぺろりと平らげました。
みんなほぼほぼ食べ終わった段階で、案内人の方より翌日は2時に起床、山頂を目指し、ご来光を目指すとのこと。
そうそうに歯を磨き、いよいよ床にはいる時間です。
これが、拷問でした。
疊敷きに着の身着のままで布団に入ります。
ただし、男女関係なくです。男女のペアの場合は、女性を壁側にするなどの対応をしていました。
そして、両隣、肩が触れる状態です。
ひとり身の私はガードされるものはなく、両隣しらないおじさんでした。
もちろん私の両隣のおじさんも私のことをおじさんと思っていると思いますが、「おじさんでもおじさんは嫌なのです」。
たとえるなら、電車の椅子と同じスペースで横になって眠る状況で、おじさんを両隣に眠るなんて拷問です。
あんなに疲れているのに、なかなか眠れないんですよ!!
そんな中、右隣のおじさんがいびきをかいて眠りはじめました。
でも、その対応策として耳栓を持参しています!これで大丈夫!と安心していましたが、やはり限界がありました。
この近距離ですと、いくら耳栓をしていても響いてくるんですよね・・・。
おっさん、ふざけんなよと思いつつ、どうしようと考えていたら不思議なもので意識が遠のいていきました。